自動車担保ローンのメリット・デメリットと注意点

自動車担保ローンのメリット・デメリットと注意点
最近、街中で「車でローン」「乗ったまま融資OK」などと言う広告を目にする機会が増えてきたように思います。

広告だけでは、どの様な形での融資になるのか詳細はつかめないけれど、「自分名義の車さえあれば乗ったままお金を貸してもらえる」という事だけはわかりますね。

この様な、「車さえあれば」という言葉は、どこからも借り入れが出来なくなってしまった方にとって、とても魅力を感じるものかもしれません。

個人信用情報に問題があり、大手や銀行はもちろんのこと、中小の消費者金融からも借り入れを断られているけれど、どうしてもお金が必要の場合、ヤミ金以外であれば何とかしてお金を借りたいと考えてしまうものですね。

こんな時に、自動車担保ローンの広告を目にしてしまうと、つい利用してみたいと思ってしまうことでしょう。

しかし、この自動車担保ローンには危険が潜んでいることをご存知ですか?

勿論、車を担保として融資してもらうことで、生活を立て直すことが出来たという方もいるでしょう。しかし、その融資内容には、合法ギリギリのものであればまだしも、確実に違法と思われる手続きも含まれているのです。

今回は、危険な自動車担保ローンの仕組みと、そのメリット・デメリット、申し込む際の注意点などについて詳しくお話していきたいと思います。

 

スポンサードリンク

 

1.自動車担保ローンのメリット

ローンは大きく分けて、無担保のものと有担保のものがあります。

無担保のローンとして有名なのは、カードローンやフリーローン、クレジットカードについているキャッシング枠などです。

私たちの一番身近にある、誰でも利用しやすいローンですね。

これとは別に有担保ローンというのは、その名の通り担保を必要とするローンです。担保として提供できるのはそれぞれのローンの種類によって違ってきますが、主に不動産や車、自分の持っている定期預金や保険などです。

有担保ローンは、無担保ローンに比べ必要書類が多く手続きが面倒というデメリット部分がありますが、低金利で高額融資が可能となります。

逆に無担保ローンと言うのは、手続きは比較的簡単で即日融資も可能となる商品も多数ありますが、高金利で低額融資となる傾向にあるのです。

どちらも一長一短ですね。

しかし、今回お話したい有担保ローンの、自動車担保ローンは、表面上はどちらの長所も兼ね備えている、便利なローンとなるのです。

不動産を担保とする場合のように抵当権設定などの手続きも不要ですし、返済だけ怠らずに継続出来るのであれば車は今まで通り乗り続けることが出来ます。

さらに、担保として提供する予定の自動車の査定しだいで、高額融資が可能となるかもしれないのです。とてもメリットが高いように感じられますね。

どこからも借り入れ出来なくなっている方であればもちろんのこと、そうでない方でも魅力を感じてしまうローン内容ではないでしょうか。

しかし、実態は大きく違ってきますので、申し込もうか迷っている場合は、まず自動車担保ローンの実態とはどのようなものなのか、きちんと知っておきましょう。


2.自動車担保ローンのデメリット

査定額

数年乗った車を売却する際、大手のディーラーや中古車ショップでも査定額は当初の購入金額の半分以下になることもよくありますね。

しかし、自動車担保ローンの場合の査定額は、それをさらに下回るものとなります。

数年前に200万円で購入した自動車でも、自動車担保ローンの査定額は10分の1の20万円程度にしかならないこともあるのです。

車を担保として高額融資を希望していても、結局は少額しか借り入れ出来ないことになってしまいます。


金利

通常、担保を有するローンの場合、無担保よりもリスクが低いため、低金利となる傾向にありますが、この融資の場合、金利は消費者金融と同じ17%~20%程度となります。


違法な手数料

査定料

支払わなければならないお金というのは、借り入れした元金と元金に対する利息だけではありません。

自動車担保ローンを利用する際、車を査定してもらうと、査定料というものも発生してしまいます。査定額を聞いて融資を諦めた場合でも、高額な査定料の支払いを命じられてしまいます。

安易に申し込むと、多額の支払いが増える結果となってしまう危険性があります。


リース料

「車に乗りながら融資をしてもらえる」というのは、利用者にとってはとてもメリットの高い部分ですね。しかし、これでは業者側は大きなリスクを背負うことになってしまいます。

車というのは乗っていれば当然消耗していきますし、事故に遭い担保に入れた時とは全く違う状態になってしまう危険性もあります。

それでも乗ったまま融資を可能にするにはワケがあるのです。

それが高いリース料の請求です。

自動車担保ローンを利用する際、その名義は一度業者に変更させられてしまいます。そして、その車を業者からリースして、乗り続けるといういう形を取るのです。

そのため、借り入れした元金と利息の支払いとは別に、車のリース料というものも毎月支払わなければならないのです。このリース料を手にする事が出来るため、業者は車の程度が悪くなっても問題はないのです。

これは「リース料」という名目であれば合法となりますが、法を潜り抜け、高額な利息をとるための違法手段とも考えられます。


管理費

高額なリース料の支払いを回避するために、車には乗らずに融資してもらいたいと考える方もいるでしょう。

普段それ程必要としていないものであり、短期間の融資であれば一旦車を預けてお金を借りると言うのも一つの手段ですね。

しかし、この場合は、車の管理費というものを請求されてしまうのです。

これもまた借り入れした元金と利息の支払いに上乗せして請求されますので、車に乗っていても乗らなくても結局は高額な支払が必要となってしまうのです。

この管理費もまた、「管理費」という名目上は問題ありませんが、違法な利息とも考えられますね。

 

スポンサードリンク

 

3.自動車担保ローンの実態

自動車担保ローンと言うのは、表面上は「車を手放すことなく融資」「難しい審査も不要」「金融ブラックの方でもOK」「誰にでもすぐ融資」という、とても良心的な内容となりますが、実際にはこの様な甘い言葉でお金を借りたくても借りられない人から車を巻き上げ、その車を転売し利益を得ようとしているだけなのです。

目的は車を手に入れることですので、利用者の返済能力や個人信用情報の記録などは関係ないのです。むしろ返済能力がない方が好都合でしょう。

そして、早い段階で車を手に入れるため、返済困難な方へリース料や査定料などと題して高額返済を要求し、返済不能に陥るよう仕向けているのです。

勿論、近いうちにまとまったお金が入ってくる予定があり、返済の目途が出来ている方であれば、簡単に利用できる自動車担保ローンと言うのは便利なものと感じられることもあるでしょう。

即日融資も可能ですし、きちんと返済を行えば自動車も戻ってきます。お金に困っている期間を助けてもらえたと、自動車担保ローンの存在に感謝している方もいます。

しかし、返済の目途も立たないまま、お金を貸してくれるなら誰でもどこでもいいと考えている方にとっては危険です。

もし返済が出来なくなってしまうと、担保となっている車を差し押さえられしまいますし、それでも返済がゼロになることはありませんので、大切な車を奪われる上に、更に高額な支払いが押し寄せてきます。

そうなってしまうのであれば、最初から自動車をディーラーなどで売却した方がずっとお得でしょう。


4.自動車担保ローンを利用する注意点

基本的には、合法ギリギリのラインにある自動車担保ローンですので、利用しないことをお勧めします。

どうしてもお金が必要で、どこからも借り入れが出来ない状況であれば、まずは車を手放すことも考えてみましょう。

車は持っているだけで維持費がかかってしまうものなので、交通機関を利用した方が生活費を抑えることも出来ますし、売却すると売却代金を手にする事が出来ますね。

通勤などでどうしても車が必要なのであれば、一度持っている車を売却しその代金の中から安い軽自動車などを購入することも検討してみてはいかがでしょう?

しかし、様々な状況から、車は絶対に手放したくないけれどどうしても借り入れしなければならないという方もいらっしゃるでしょう。他から借り入れ出来ればいいけれど、過去の返済状況が影響し、どこからも借り入れ出来ず困っているという場合、申し込み本人の審査不要で融資してくれる自動車担保ローンと言うのは魅力的ですね。

もし、どうしても利用したいと考えるのであれば、確実に返済出来る場合のみ、利用しましょう。

今後、まとまったお金が入ってくる予定がある、給料日まで、ボーナスが入るまで、という形で、必ず返済ができるけれど、今だけお金が足りないという時などですね。

また、自動車担保ローンの業者の中には、実際にヤミ金の方も紛れていると言うのが実情です。利用しようと思っている会社が正規のものであるかどうかを確認するために、貸金業登録番号を取得しているか調べることも大切です。

さらに、あらかじめ査定料は必要なのか、必要であればいくらくらいになるのか、電話で確認しておきましょう。電話の段階では査定料が高額だとわかれば、申し込むことを止めることも出来ますが、実際に来店して査定してもらってからでは、査定料の支払いを避けることができなくなってしまいます。

査定額が希望のものではなくても、査定料の支払いが出来ないが為に融資してもらうしかなくなってしまうことも考えられます。



このように、自動車担保ローンと言うのは危険と隣り合わせの、ヤミ金に限りなく近いローンです。

デメリットや注意点を踏まえたうえで、利用するのであれば、確実に安心できる業者を慎重に選ぶようにしましょう。

このページの先頭へ