奨学金の借り方・申込み方法

近年は大学進学者のうち、約半数がなんらかの形で奨学金制度を利用していると言われています。ここでは、その奨学金の借り方について説明していきます。

給付型であれば返済の義務はありませんが、給付奨学生であるという自覚を持ちしっかりと勉学に打ち込む姿勢が必要です。

また、貸与型の場合は学生本人の借入金となります。ご家庭の経済状況やご自身の将来設計をしっかりと立て熟考した上で申し込みをしましょう。

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奨学金について

はじめに簡単に奨学金について簡単に紹介しましょう。

奨学金で代表的なものは、日本学生支援機構の奨学金制度ですが、そのほかにも、各自治体や民間の団体、さらには大学独自で設けている制度もありますので、まずは自分の状況にあったものを選ぶことです。

奨学金には、返済の義務のない給付型のものと、返済義務の生じる貸与型のものとに大きく分けられます。

さらに貸与型には、利子のつかない無利子型と、利子のつく有利子型に分かれます。

申し込み方法は、進学前に奨学金を申し込んでおく予約採用と、進学後に申し込む在学採用とがあります。
給付型のものは予約採用での申し込みのみになります。

判定基準の設定は、返済義務のない給付型が一番高く、続いて貸与型の無利子タイプ、貸与型の有利子タイプ、の順になります。

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奨学金の申し込み方法は?

申し込む先によって、時期や申し込み方法は異なります。申込時期は限られた期間になりますので、希望している人はその時期を逃さないように注意深く確認しましょう。

日本学生支援機構の奨学金の申し込み方法

給付奨学金の申込方法

給付奨学金は進学後の申し込み(在学採用)は受け付けていませんので、進学前の年の春には申し込みが開始になります。入試が迫った頃や合格発表を見てから慌てても手遅れになりますので、給付型の奨学金を希望し考えている場合は早いうちから調べることを開始していく必要があります。

予約採用は進学先の学校が決まっていなくても申し込みはできますが、進学希望をしている学校が日本学生支援機構の奨学金の対象かどうかは確認しましょう。

ただ、予約採用とは言え、奨学金の振込開始はあくまでも入学後です。入学手続きの際に必要になる入学金等には利用できませんので、入学前にはある程度のお金は用意しておかなければなりません。

給付奨学金と貸与奨学金とを併用し利用することも可能です。

●大学・短期大学・専修学校専門課程に進学する予定の場合
進学する前の年の春(4月頃)に在学している学校の担当窓口に申し込みましょう。

高等学校の場合はほぼ3年生の春に説明会や書類配布等が行われます。学校によりその時期は異なりますので、注意深く確認しておき、万一学校からの案内が行われない場合は問い合わせするようにしましょう。

高等学校などを卒業後2年以内の人は卒業した学校を通じて申し込みます。ただし、卒業後に一度でも大学等に入学経験のある人は卒業後2年以内であっても申し込みはできません。

●高等専門学校第4学年に進級する予定の場合
高等専門学校の第3学年の春(4月頃)に、在学している学校の担当窓口に申し込みましょう。ただし、高等専門学校の第4学年への編入学予定の場合は、支給対象外となります。

●高等学校卒業程度認定試験の合格者、合格2年以内の人、出願者の場合
日本学生支援機構へ直接申し込みをしましょう。給付型の募集は年一回ですので逃さないようにしてください。申込書類は、インターネット・FAX・電話のいずれかで請求しましょう。

詳しくは下記リンクを参照してください。
日本学生支援機構:奨学金:予約採用:直接、機構へ申し込む(高卒認定試験合格者等向け)

ご自身が給付奨学金の申込資格を持っているかどうか、は以下のページから確認することができます。
日本学生支援機構:奨学金の制度(給付型):申込資格

貸与給付金の申込方法

貸与型の奨学金は、給付型と同じ予約採用と、進学した後の在学校を通じて申し込む在学採用との2パターンの申込方法があります。

貸与給付金の予約採用について

大学・短期大学・専修学校専門課程に進学を希望している人が、進学前に奨学金を貸与することを予約する申込み方法です。経済的な不安を軽減し勉強に専念できるように支援する目的があります。

奨学金の振込開始が入学後であることは給付型の予約採用と変わりません。入学前に必要な入学金等には充てられないので注意が必要です。

大学・短期大学・専修学校専門課程に進学する予定の場合申込先は以下の通りです。

◯在学している(卒業した)学校を通じて申し込む人
高等学校などに在学している人は在学している学校へ、高等学校などを卒業して2年以内の人は卒業校へ問い合わせて申し込みましょう。

在学校(卒業校)へ必要書類を提出し「ユーザーID」と「パスワード」を受け取り、奨学金申込専用ホームページ(スカラネット)で申込情報を送信します。

日本学生支援機構では、高等学校などからの推薦をもとに選考し、奨学生を決定します。
※第二種奨学金の場合は、高校によっては年に2回、春と秋とに申し込みを設けている場合もありますので、チェックしておきましょう。

◯直接、日本学生支援機構へ申し込む人
過去に大学などへの入学経験がなく、高等学校卒業程度認定試験に合格した人や日本学生支援機構の決まった基準の該当科目合格者や出願者は、直接申し込みをします。申し込み期間は年に2回、予備が1回あります。

詳しくは下記リンクをご参照ください。
日本学生支援機構:奨学金:予約採用:直接、機構へ申し込む(高卒認定試験合格者等向け)

貸与給付金の在学採用について

進学した先の学校で春に募集が行われますので担当窓口に申し込みましょう。

在学採用は、進学前に予約採用を申し込んで不採用になった人でも再チャレンジすることはできますので、諦めずに申し込んでくださいね。

募集時期に合わせ希望者対象の説明会を開いている学校もあるようです。募集時期は基本春に行われていますが、学校により異なります。見逃さないように注意しておくようにしましょう。

必要書類一式を窓口に提出し「ユーザーID」と「パスワード」を受け取ったら、奨学金申込専用ホーム―ページ(スカラネット)で申込情報を送信しましょう。

その他の奨学金の申し込み方法

大学独自で行っているもの、地方の公共団体や事業団体、医療・看護・福祉系団体等が行う奨学金制度は、その団体ごとで申し込みの時期や方法は様々です。

大学独自に設定している奨学金制度は内容も実に様々で、ひとつの大学でもいくつも奨学金の種類がある学校もあります。それぞれに基準や申込み方法、申込み時期が異なります。

入学後に申請面接等行われるものだけではなく、受験時に申し込むようなタイプもありますので、入学前はもちろん受験前にも各志望校の奨学金制度を調べて準備しておくことをお勧めします。

事業団体が行っている奨学金制度は、在学している学校がその団体の対象校である場合、通知が各学校にいきますので、奨学金を扱っている担当窓口に入学後に問い合わせしましょう。

どんな団体が奨学金を扱っているか、以下のリンク先から調べることができます。各申し込み方法や時期など詳細を、それぞれのHPから調べましょう。

日本学生支援機構:大学・地方公共団体等が行う奨学金制度

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奨学金の審査について

奨学金を受けるためには、いずれの奨学金制度においても審査や条件や基準が設定されており、家庭の経済状況や学生の成績などが審査対象となっています。

貸与型の奨学金に比べ、返済義務のなり給付型の奨学金の基準は高くなっています。家庭の収入基準は家族構成や各家庭の事情により異なります。

日本学生支援機構の貸与型奨学金における採用基準は細かく設定されていますので、以下ページでそれぞれのタイプにおける基準を確認しましょう。

日本学生支援機構:奨学金の制度(貸与型):採用基準

その他の奨学金制度については、各大学や地方公共団体等のHPや、学校に来ている案内等を調べましょう。

奨学金申し込みのパターン

貸与型の奨学金には、無利子タイプの第一種奨学金と、有利子タイプの第二種奨学金とに分かれます。

給付型と貸与型を併用することもできますし、貸与型の第一種と第二種との併用など、申し込み基準を満たし推薦を受けることができれば、組み合わせて利用することも可能です。
ただ、できれば奨学金だけで、それも無利子の第一種だけで賄っていきたいと思う人は多いです。各学校での人数には限りがありますので、基準をクリアしていても必ずしも奨学生として認定を受けられるとは限りません。

基準をクリアできなかった、推薦をうけられなかった、などの理由から、ひとつしか奨学金が受けられずその奨学金だけでは学費や生活費を賄えない、という状況になった場合には、保護者が借主となる教育ローンと併用することも可能です。

教育ローンは奨学金よりも利子が高くなり、返済もローンを組んだ翌月から始まります。
在学中の返済がない奨学金に比べると、きついと思われるからもしれませんが、その分卒業後に全部の返済が一気に始まるわけではないので、負担を分散させることもできます。
また、在学中は利子分のみの返済で元金も合わせての返済は卒業後から、というものもあります。

申し込む前には奨学金や教育ローンとの併用のパターンも一緒に考え、家庭や自分の在学中から卒業後の生活にできるだけ負担のないように上手に組み合わせていけるといいですね。

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奨学金の返済について考える

最初にも書いたように、貸与型の奨学金は学生本人の借入金となり、卒業後にはそれを利用したい後輩たちのための返済の日々が待っています。その返済のために卒業後の生活費が圧迫され、苦しい日々が続くようでは問題です。

そうならないためにも申し込み前には、ぜひ家族と一緒にどれくらいのお金が必要になるのか、そのためにどれくらいの貸与を受けるべきか、そして卒業後はどんな企業に就職し平均どれくらいの給料がもらえるのか、など細かくリサーチし、そこからいくらくらいずつなら返済していくことが可能か、までトータルで考えていってください。

ただなんとなくこれくらい足りないからこれだけお金を借りよう、と借りることだけを考えるのではなく、以下のようなシミュレーションを利用して卒業後の計画も立てていくことが大切です。

日本学生支援機構:返済シミュレーション

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