学生・アルバイト・派遣・契約社員はマイカーローン審査に落ちる?

自動車の免許を取ったら次はマイカーが欲しくなるもの。現金で購入できるのなら問題はないのですが、マイカーローンを組む必要のある場合、心配になるのが審査についてです。

商品を分割購入したりカードを作ったりする際、ほとんどの場合で職場に在籍確認があり、それをクリアしなければ審査には通りません。

では正規の従業員ではない派遣社員や契約社員、アルバイトやまだ社会人ではない学生の場合、マイカーローンの審査には通るのでしょうか?

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マイカーローンの審査に通るかどうかは条件次第!

ほぼ銀行のマイカーローンに限られますが、中には正社員として勤務していることが申し込み要件のひとつになっているものがあります。

このようなケースでは、仮に派遣社員や契約社員、アルバイト、学生の方が申し込んだとしてもマイカーローンの審査に通ることはまずありません。あきらめて他のマイカーローンを探したほうが良いでしょう。

それではそのような要件のないマイカーローンなら審査に通るのでしょうか?

その答えは「イエス」でもあり「ノー」でもあります。派遣社員、契約社員、アルバイト、学生でも、それだけを理由に審査に通らないということはありません。審査にはたくさんの項目があり、通るかどうかは総合的に判断されます。審査で一番にチェックされるのは、その方自身の返済能力なのです。

ただ、雇用形態の違いや学生であることが他の項目にも影響を与え、それが審査に対してマイナスに働く可能性は十分に有り得ます。どのような点が審査に通る通らないを分けるのかをご紹介していきましょう。

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【学生・アルバイト・派遣社員・契約社員】マイカーローン審査のポイント

安定した収入を得ている?

まず大前提として、マイカーローンの審査に通るためには安定した収入を継続的に得ている必要があります。

これはスムーズな返済に直接関わってくる部分なので、マイカーローンだけでなく全ての借り入れに共通して言えることでしょう。マイカーローンは全てのローンの中でも審査が厳しい部類に入るため、この傾向ははっきりしています。

学生の方も、アルバイト等で収入を得ていることがマイカーローンの審査に通るための必須条件になります。収入のない学生ではマイカーローンを組むのは非常に難しいと考えて間違いありません。

勤続年数は1年以上が必要

派遣社員、契約社員、アルバイトの方に対して大きな懸念材料となりやすいのが雇用の継続性、つまりマイカーローンを完済するまで安定して返済を続けるだけの収入があるかどうかについてです。

とりわけ仕事をスタートして間もない時期は、今後の仕事や収入への見通しが不透明で、お金を貸す側としてもこれらの点を不安視するのは仕方のないところでしょう。

そのため、現在の職場に勤め始めて1年未満のうちは、マイカーローンの審査に通る確率はかなり低いと言わざるを得ません。

これに関しては正規雇用の方も同様なのですが、とりわけ身分の不安定なアルバイトであればどうしてもより厳しい判断がくだされる可能性があります。

派遣社員の場合には、契約ごとに勤務先が変わってしまうのは致し方のないところですが、所属している派遣会社がずっと同じであればこの点はマイナスとはなりません。特に3年以上継続して勤めていれば、十分にプラス評価となり得ます。また、配属先の契約期間が長いものも良い評価対象になるでしょう。

しかし、逆に頻繁に配属先が変わる方に対してはあまり良い印象を持たれません。安定感がないと見られてしまうからです。

一定以上の年収が必要

多くは銀行のマイカーローンなのですが、「前年度の税込み年収が200万円以上であること」などといった収入に関する申し込み要件が設けられているマイカーローンがあります。

【前年度税込年収の最低ラインが設けられている例】
三井住友銀行 マイカーローン:200万円以上
三菱UFJ銀行 ネットDEマイカーローン:200万円以上
損保ジャパン日本興亜 ジャパンダ・ネットマイカーローン:280万円以上

アルバイトにはボーナスがないため、年収はどうしても低くなりがちです。マイカーローン申し込みの際にもこの点が大きな問題となる可能性があるでしょう。

もちろん年収に関しての要件が設けられてないマイカーローンも、たくさんあるにはあります。が、できれば年収150万円以上は欲しいところ。それより低い場合にも融資を受けるのは不可能ではありませんが、借り入れできる額はどうしても低く抑えられてしまいます。

マイカーローンは、年収の3分の1までしか融資を受けられない「総量規制」の対象にはなっていませんが、それでも年収を大きく上回る200万、300万といった額の借り入れはきわめて難しいのが実際のところ。たとえ大きな額を申し込んでも、審査に通らない可能性が高いでしょう。

派遣社員や契約社員の場合だとボーナスが出るところもありますし、フルタイムで働いていたら年収面は十分クリアできる可能性があります。その点ではアルバイトやパートよりもマイカーローンに通る可能性が高いと言えます。

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返済比率が適正な範囲内に収まっている?

マイカーローンの審査項目のひとつに「返済比率」があります。これは税込み年収に対しての年間返済額の割合を示すもので、マイカーローン以外の借り入れも含めて計算します。

年収にもよりますが、この返済比率が25~30%以下であれば返済に無理は出にくいと判断されます。しかし返済比率が40%を超える数字になるようであれば、負担が大きすぎるとみなされ、マイカーローンの審査にはかなり通りにくくなってしまいます。

計算してみましょう。例えば年収150万円の場合、年収比率を30%に抑えるには、

1,500,000×0.3=450,000
450,000÷12=37,500

となり、年間45万円、月々37,500円以下に返済額を抑えれば良いことになります。ただし、他の借り入れや分割払いにしている携帯代金、奨学金の返済なども含めてこの範囲内に収めなければなりません。これらをひとつの目安として、無理があると判断されない範囲の額で申し込む必要があります。

年齢が契約可能な範囲内であること

自動車の運転免許は18歳から取得可能です。でも、試験に合格した18歳の方がすぐにマイカーローンを組めるかといえば、かなり難しいというのが実際のところでしょう。

まず、多くのマイカーローンでは年齢に申し込み要件が設けられています。「申し込み時点で満20歳以上、完済時点で満70歳以下」などといったパターンが多いでしょうか。

この年齢要件については区切りが明確で、条件を満たしていなければもちろん審査に通ることはありません。

18歳から申し込めるマイカーローンや年齢の下限に関してはっきりとした要件が示されていないものでは、親権者が同意することで20歳未満の方でも申し込むことができます。

連帯保証人を必要とするケースもあるでしょう。しかし、法律により未成年の契約は取り消しが可能であること、さらに収入源がアルバイトのみという条件が重なることで返済に不安があると判断され、融資に消極的な業者も少なくありません。

また、同じ「18歳の学生」であっても大学生や専門学校生ならマイカーローンの審査に通る可能性がありますが、高校生では申し込むこと自体が不可能です。

ただし結婚している方、結婚したことのある方は例外で、20歳未満でも法律上は成人扱いとなります。安定した収入があると認められれば、マイカーローンの審査に通るケースもあるでしょう。

年齢の上限についてはマイカーローンによって異なります。厳しいものでは満65歳までですが、緩やかなもの、例えばJAのマイカーローンでは満80歳が上限となっています。

収入が年金のみだと契約できないマイカーローンが多いのですが、派遣社員、契約社員、アルバイトといった非正規雇用でも安定した収入がある方であれば、審査に通る可能性は十分にあります。

注意しなければならないのは、年齢の上限は完済時の年齢であるということです。この点を念頭に、月々の返済額、返済回数を調整しながらシミュレーションしてみてください。

金融事故を起こしていないこと

審査では現在の他社への返済状況だけでなく、過去に遡っての返済履歴が問題になることもあります。

例えば度重なる延滞や長期にわたる延滞の経験がある、債務整理を行ったなどという場合はいわゆる「ブラック」という状態に該当し、きわめて審査に通りにくくなってしまいます。

こうした金融事故の記録は信用情報機関に登録されるのですが、5年間(機関によっては10年間)残り、その間はマイカーローンに通らないだけでなく、他のローンを組んだりクレジットカードを作ったりすることができなくなります。

ちなみに分割で購入したスマホや携帯電話本体の代金の未払いや、奨学金の返済の先延ばしも立派な金融事故にあたります。

これらは本人に借金している自覚が薄いため、「自分が気づかないうちにブラックリスト入りしていた」というケースがままあり、ローンの審査に落ちて初めて思い当たったということも珍しくないのです。

もし信用情報に傷がついていると、他社でマイカーローンの申し込みをしても同様に審査に通らない可能性が高く、滞納等を解消した状態で5年間待つしかなくなります。その場合にはマイカーローンとは別の手段で資金を準備することを考えたほうが良いかもしれません。

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派遣社員、契約社員、アルバイト、学生の方が審査に通る確率を上げるには?

派遣社員、契約社員、アルバイトといった非正規雇用の方でも学生の方でも、マイカーローンの審査に通る可能性は十分にあります。しかし中には収入面などでかなりきわどいと考えられるケースも少なくないでしょう。ここでは少しでもマイカーローン審査に通る確率を上げるための方法をご紹介します。

1.ディーラー系のクレジットに申し込む

一般的にマイカーローンと呼ばれているものには、

・ディーラー系列の信販会社で契約するクレジット
・銀行などで契約するマイカーローン

の2種類があります。

ディーラーと提携しているクレジット会社はトヨタファイナンス、日産フィナンシャルサービスなどメーカーと同系列の業者であることが多く、手続きが簡単なうえに審査が比較的柔軟であると言われています。

一方の銀行等のマイカーローンはクレジットと比べると審査が厳しいのですが、その代わりに金利が低いというメリットがあります。

お金を借りる側としてはできるだけ金利の低い方を選びたいものですが、派遣・契約社員、アルバイト、学生の方は銀行の審査には通りにくいことも考えられます。ディーラー系のクレジットを申し込むほうが良いでしょう。

派遣社員、契約社員、アルバイトでも安定した収入があるので銀行のマイカーローンに申し込んでみたいという方も、審査の厳しい大手銀行は避けたほうが賢明です。

一方、金融機関の中でもろうきん、信用金庫のマイカーローンあたりは審査が比較的柔軟だと言われ、狙い目だと言えます。ちなみにろうきんは18歳から申し込みが可能です。

※ろうきん、信用金庫、JAバンクは地域密着型で、利用には居住地、勤務地の制限があります。金利等も各機関ごとに異なるため、マイカーローンの詳しい内容については最寄りのエリアの各機関までお問い合わせください。

2.収入を安定させる

年収が同じでも「この月は多いがこの月はゼロ」となるとマイカーローンの審査に通るのはかなり厳しくなります。できるだけ収入が安定するようにシフトや仕事の選択などを工夫しましょう。

3.借り入れ金額をできるだけ少なくする

融資を申し込む額が大きくなればなるほど、マイカーローンの審査には通りにくくなります。頭金を入れる、もしくは自動車のグレードを下げたり中古車を選ぶなどして、できるだけ借り入れ金額を抑えると、審査に通る確率が上がります。

4.連帯保証人をつける

未成年がマイカーローンを申し込む場合には連帯保証人が必要です(ローンによっては親権者が同意を求められるケースもあります)。

また、アルバイトや学生の場合には年収や信用度がやや低いと見られることがあり、成人している方でも連帯保証人を必要とすることが珍しくないでしょう。

連帯保証人は親御さんにお願いするパターンが一般的ですが、他の親族や知人でも構いません。ただし連帯保証人となる方にも安定した収入が求められます。

5.他の借り入れを完済する

他社の借り入れが多ければ多いほど審査には不利になります。借り入れている金額と件数、返済比率を下げておくためにも、他の借り入れはできるだけ完済してからマイカーローンに申し込むことをお勧めします。

6.不必要なカードは解約する

クレジットカードやローンカードをたくさん持っていると、「安易に借り入れする人」をみなされて審査に不利になる恐れがあります。もし現在利用していないカードがあるのなら、マイカーローンの申し込み前にすべて解約しておきましょう。

7.学生ローンを利用する

学生の場合にはマイカーローンではなく、学生ローンを使うのもひとつの方法です。一般のマイカーローンより金利は高くなりますが、消費者金融等のカードローンで借りることを思えば、利息はかなり抑えられます。

もともと学生が利用することを想定したローンなので、アルバイト収入があれば比較的審査には通りやすいでしょう。

ただし、学生ローンではあまり大きな金額は借りられません。お金を借りられる範囲内で購入できる自動車を探すか、足らない金額は頭金を用意するなどの対処が必要です。

8.親の名義でマイカーローンを組む

銀行のマイカーローンの中には、家族の自動車の購入費にも使えるものもたくさんあります。こうしたマイカーローンを探して、親の名義でマイカーローンを組んでもらう方法があります。

もちろん親御さんが審査に通るという前提ではありますが、銀行のマイカーローンであれば支払利息も抑えることができます。

特に学生の方にはこの方法が勧められます。親の力は借りたくないという方もいらっしゃるかもしれませんが、費用はアルバイト収入から返済していけば良いのではないでしょうか。

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派遣社員の方は在籍確認に注意を

冒頭にもあるように、ローン契約を申し込むとほとんどの場合でローン会社、信販会社から電話で職場への在籍確認があります。

電話には必ずしも本人が出る必要はありません。「席を外している」「現在電話に出られない」といった返答でも在籍を確認することが可能です。とは言え、ご自身が直接電話を取るのでなければ、事務所の方に在籍確認の電話があることをひと言伝えておくと、話がスムーズです。

在籍確認に関しては、派遣社員の方には注意すべきことがあります。

派遣社員の方の場合、所属している派遣会社に電話のあるケース、実際に仕事をしている会社にかかってくるケース、その両方に電話のあるケースが考えられます。このうちのどのパターンでも良いように、双方の職場に話をしておいたほうが良いでしょう。

特に問題となりやすいのが、たくさんのスタッフを抱えている大手派遣会社に所属している場合です。スムーズに在籍確認が取れず審査に通らなかったなどという残念なことにならないよう、事前に必ず話を通しておくようにしましょう。

在籍確認への対応が難しい場合には、前もってローン会社、信販会社に相談してみてください。社会保険証、雇用契約書など勤務していることが証明できる書類の提出で在籍確認の電話が免除されることもあります。

学生の方は他の選択肢も

アルバイトをしている学生の方の場合、勉強をしながらということで、専業でアルバイトをしている方よりも収入が低く、安定性もないと判断されがちです。

また、マイカーローンの審査に通ってめでたく自動車を購入した後も、返済と維持費でいっぱいいっぱいになってしまう可能性が残ります。

そうしたことにならないよう、本当に学生のうちにローンを組んでまで自動車が必要なのかをよく考えてください。もちろん、通学に使いたい、家族を送迎したいなど事情のあるケースもあるでしょうが、お金を貯めて安い中古車を現金で購入するといった選択肢も有り得ます。

自動車を購入するのではなくリースにするという方法もあります。リースにも審査がありますが、購入するよりは通りやすいと言われ、安定収入のある連帯保証人をつけることで学生でも契約が可能です。

ただリースでは自動車が自分のものとして残らないので、あまりおすすめはしません。

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