身内に債務整理者がいるとカードローン審査に影響する?

身内に債務整理者がいるとカードローン審査に影響する?
家族や親族に債務整理を行った方がいると、カードローン審査に影響したり、そのせいで審査に通らないということもあるのだろうかと不安になる方がいます。

借り入れ申し込みがあれば、申し込み本人について返済能力があるかどうかの審査を行うだけなので、身内に債務整理者がいても問題はなさそうですよね。

しかし、「家族に自己破産したものがいるから、審査に通らなかった」と言う声を耳にする事もあります。

実際のところどうなのでしょう?

身内の債務整理は、ローン審査に影響するのかどうか、と言うことについてお話していきます。


1.カードローン審査

カードローン審査では、本人の属性はもちろんのこと、申し込み本人の個人信用情報も開示して審査します。ここに本人の延滞履歴があったり、過去に債務整理した等の事実が記載されていると審査には通過しません。

しかし、本人の個人信用情報には全く傷がついていない場合、金融機関としては本人以外の(家族や親せきなどの)個人信用情報の開示は勝手には行えない仕組みになっています。
本人の属性を確認する際に、家族の情報やデータを入手してしまう可能性もありますが、そこに債務整理の情報が記載されていなければ、身内の債務整理の事実を知られることは無いでしょう。

つまり、カードローンに申し込む本人が「家族や親族の個人信用情報を開示していいです」と伝えるか、もしくは「身内に債務整理した人がいます」と申告しない限り、消費者金融や銀行などの金融機関は身内の債務整理についてはわからないままなのです。

もし何らかのきっかけで知られてしまった場合、印象が悪くなり審査にも多少影響する可能性も考えられますが、その事実を伝えなければならない義務もありませんので、基本的には心配する必要はありません。

それでもカードローンの審査に通らなかった場合、なぜ通らなかったのか、と言うことは金融機関側は教えてはくれません。審査に通らなかった理由が伝えられないため、「身内に自己破産した人がいるからだ」と考える方もいるようですが、あくまでも、審査は申し込み本人の返済能力を重視して行われます。

家族の自己破産について申告せず、家族の個人信用情報の開示も求められなかった場合、審査に通らなかったのは、申し込み本人の返済能力に懸念があると考えられたからでしょう。

収入が安定していなかった、審査基準に満たない勤続年数だった、他の借り入れが多い、個人信用情報に傷がついていた等の、審査に通らないだけの理由がどこかにあるはずです。


2.身内の債務整理が知られる場合とは

もし何らかのきっかけで身内の自己破産などの債務整理情報が知られてしまったら、カードローンの審査に少なからずの影響はしてしまうでしょう。申し込み本人に直接は関係なくても、そう言う血筋として見られ、同じように自己破産してしまうのではないかと臆測されてしまうからです。

また、申し込み本人には確実な返済能力があっても、破産者である家族からお金を吸い取られるなどの悪影響も考えられてしまいます。

金融機関としては少しでもリスクは回避したいものですから、「身内の債務整理」と言う事実を知ってしまった以上、通常通りの審査で、すぐに合格とするわけにもいかないところなのです。

しかし、申し込み本人が申告もしくは家族の信用情報開示の了承をしなければ、知られる心配はほとんどないと先ほど述べました。

けれど、どうしても知られてしまう場合もあるのです。

それはどの様な時でしょう?


家族が債務整理をした金融機関に申し込むとき

債務整理などを行い、過去にブラックとなってしまった方の情報と言うのは、社内のデータにはいつまでも残っています。そのため、債務整理してから5年以上経過していても、その金融機関では過去のブラックの方のリストと言うのは確認が可能となっているのです。

例えば、カードローンを申し込んだ本人の住所や電話番号が、過去にブラックとなった方の情報と一致してしまうと、家族に債務整理した方がいるという事がわかってしまいます。

その会社によっては、「身内に債務整理者がいれば貸し出さない」と決めている場合もあるので、そうなると審査に通らなくなってしまいます。

出来れば、家族が債務整理した金融機関には申し込まない方が安全でしょう。


保証会社が消費者金融

最近は銀行カードローンの場合、その保証会社を消費者金融としている場合も多いものです。すると、家族が債務整理をした所が消費者金融だから、銀行に申し込めば安全と思っていても、その保証会社が債務整理を行った消費者金融となってしまう場合があります。

審査は主に保証会社が行うので、その保証会社が属性を確認する際に、過去に家族が事故を起こした情報を得てしまう可能性もあります。

身内に債務整理した人がいて、カードローン借り入れ申し込みをしたいと考える場合、申し込みする金融機関、さらにその保証会社が、身内の債務整理と無関係の会社であると安心でしょう。


官報情報

官報と言うのは、国が発行する広報誌なのですが、ここに自己破産者の住所氏名が記載されています。今ではインターネットの普及により、ネットでこの情報が簡単に誰でも閲覧できるようになってしまいました。

これをチェックすることで、身内に債務整理者がいるという情報がわかってしまう可能性もあります。

つまり基本的には、申し込み者本人が申告しなければ、身内の債務整理について金融機関に知られる心配はありませんが、身内が債務整理した金融機関やつながりのある会社への申し込みは多少リスクがあるという事を覚えておくといいでしょう。

また、属性や官報等によりばれてしまうことも考えられるので、「身内に債務整理者がいる場合、全く審査に影響しない」とは言い切れません。

債務整理の事実が知られなければ大丈夫ですが、知られてしまうと影響してしまうのは仕方ないでしょう。ですから、債務整理を行う方も、その行為が自分だけではなく、身内の首までも絞める行為となってしまうのだという事を理解した上で手続きする事が大切です。

一番いいのは、返せるだけのお金を借りること、そして借りたお金はきちんと返すこと、という当たり前のことを行っていくことです。

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