消費者金融の金利が高い理由

消費者金融の金利が高い理由
消費者金融の金利と言うのは、ほとんどが上限金利18%となっています。銀行で行っている無担保ローンや、住宅ローン、マイカーローンなどの金利に比べても、この18%という数字は決して低いものではありませんね。

では、消費者金融の金利はなぜこんなにも高く設定されているのでしょう?

もしこの金利がもっと低く設定されていたら利用者も増加するでしょうし、お互いにメリットが高くなるように感じられますね。

そこで、今回は消費者金融の金利がなぜ高いのかということについてお話していきます。

 

スポンサードリンク

 

1.返済されないリスク

消費者金融と言うのは、無担保無保証で貸金業を行っています。「信用」だけでお金を貸しているのです。これはとてもリスクの高い行為です。

友人や知り合いにお金を貸したことがある方はわかるかと思いますが、担保となるものを受け取らないと、本当に返してもらえるのか心配になりますね。万が一持ち逃げされてしまったとしても、担保があればそれをお金に変える事も出来ますが、何もなければお金が返ってくる可能性は極めて低くなってしまいます。

これでは貸し損です。

消費者金融も同じです。

無担保でどんどん貸し付けを行い、貸した人がどんどん持ち逃げしてしまえば、手元に残るのは借用書のみということになりますね。もちろん法を利用して返済を促すことは可能ですが、債務整理などを行われてしまう場合もありますし、いくら催促しても返済には至らないケースもあります。

回収が確実に行われないと、今度は別の方へ貸しつけるお金もなくなってしまうどころか、破産してしまうでしょう。

この様な貸し倒れのリスクを回避するために、消費者金融の様な無担保で貸金業を行う業者は、金利を高く設定しているのです。万が一持ち逃げされることがあっても、貸した側がマイナスにならないよう、金利で利益を確保出来るようになっているのです。

もしこれが担保付きのローンであれば話は違ってくるでしょう。

例えば、銀行で行われている住宅ローンであれば、必要書類も多くなり、審査も厳しくなっていきます。審査結果が出るのにも時間がかかるでしょう。

さらに審査に合格しても、物件を担保として設定し、担保となる物件が火災で消えてしまい担保としての効力を失わないよう、火災保険に加入することも義務付けられています。万が一火災が起きた場合、下りた保険金がローンの返済に充てられる仕組みになっているのです。

また、もし病気や不慮の事故などで支払いが不能になったとしても、団体信用生命保険で残債が保証されるよう、団体信用生命保険の加入も義務づけられています。

このように、借り入れした本人や担保物件に何が起きても、お金がきちんと回収出来るよう、申し込み本人に対して厳しい条件をたくさん与えているです。もし生命保険に加入できないなど、条件をクリアできないことがあれば当然お金を借りることも出来ません。

つまり、銀行は大きなリスクを抱えずに済む方法を見つけだした上でお金を貸しているのです。回収が確実に近いからこそ、金利も低く設定することが可能なのです。

しかし、消費者金融は銀行の住宅ローンのような保証を全くつけず、担保も設定しないまま、申し込みを受けてから30分程度の簡単な審査を経て個人へ貸し付けをどんどん行ってしまいますね。

これでは確実な回収は難しいでしょう。

つまり、貸し倒れとなる危険性がとても高いのです。そのため、金利は高く設定しなければ万が一の時に対応出来なくなってしまうのです。

基本的には、審査や条件が厳しくなればなるほど金利は低くなり、審査が緩くなればなるほど金利は高く設定される傾向にあります。

 

スポンサードリンク

 

2.上限金利と下限金利

消費者金融でも、上限金利と下限金利がありますね。

ほとんどの消費者金融で、金利4.5%~18.0%などと言うように、範囲を設定しているものです。この範囲を見た限りでは、消費者金融もそれほど高金利ではないのではないかと思う方もいるでしょう。

確かに、下限の金利4.5%程度であれば、住宅ローンやマイカーローンなどとそれほど変わりはありませんね。

しかし、この低金利に惹かれて審査申し込みをした場合、上限金利の18%を適用され、驚くこととなるでしょう。

この適用金利というのは、主に人の信用度によって下限~上限の間の範囲内で決められていると言われています。

安定した企業での正社員であり、勤続年数も長く、収入も高く、貸したお金を回収することも確実であると考えられた場合に下限金利が適用されると言われています。

しかし、初回の借り入れはどの方も上限金利が適用されると考えておいた方が良いでしょう。

というのも、信用できるかどうかと言うのは、どんなにきちんと勤めている方でも、その日会って審査を行っただけの人では分からないからです。

確実な支払いを繰り返すうちに、交渉次第で金利優遇されることも考えられますが、下限金利が適用されることはほとんどないと言っても過言ではありません。

一部では、上限金額500万円と設定されている場合、上限の500万円を貸付したときに下限金利が適用されると言われています。しかし、消費者金融では総量規制の対象になってしまうので、年収の3分の1以上の貸付は行えないことになっています。

つまり、500万円借りることが出来る方と言うのは、年収が1500万円以上ある方ということになります。

年収が1500万円以上の年収がある方というのは、そう多くはありませんし、このように収入が高い方は消費者金融に借りなければならないほどお金に困ってはいないことが多いものです。

また、収入のある方は返済能力も高い傾向にあるので、審査の厳しい銀行からも借入が可能であるため、わざわざ金利の高い消費者金融から借りることが少ないと考えられます。


3.消費者金融はなぜ18%なのか

ほとんどの消費者金融は上限18%となっています。これはなぜなのでしょう?

これは利息制限法により定められた上限だからです。

利息制限法では

・元金10万円未満・・・年20%
・元金10万円以上、100万円未満・・・年18%
・元金100万円以上・・・年15%

と、上限金利を定めています。これ以上の利息は、利息制限法で「無効」となるとしているのです。

もし利息制限法以上の利率で貸し付けでも、余分に支払った利息分は法的に回収されてしまうという過払い金回収なども行われています。

つまり、これ以上の利息をつけても、後々回収される可能性もあり、会社のイメージも悪くなることが考えられるため利息制限法を超えての利率は設定されていないのです。

借り入れを申し込む場合、10万円以上~100万円未満で契約する方がほとんどです。そのため、消費者金融では18%が適用されていることが多いのです。

中には10万円以上100万円未満でも17%代で設定している消費者金融も存在しますが、ほとんどはこの上限ぎりぎりの18%を適用しています。

消費者金融は金利が高いですが、担保も不要で、申し込んだその日から融資してもらえるなど、消費者にとっても利便性の高いものです。

銀行と同じ様に、担保も必要とし、審査も厳しくなってきてしまうと、借りたいのに借りられないという方が増えてしまいますね。

また手続きが面倒になり、消費者金融の人気も落ちてしまうかもしれません。

金利は低いけれど審査が厳しい銀行、金利は高いけれど審査が柔軟で利便性の高い消費者金融、どちらにもメリットデメリットが存在しますが、利用する人の状況に合わせて使い分けていくことができるので、両者があることで貸金業も安定した経営を続けていけるのではないでしょうか。

このページの先頭へ