借用書・金銭消費貸借契約書作成の注意点

eytwgtag
親しい友人や家族など、身近な人からお金を借りたり、自分が貸す場合、みなさんは、借用書や金銭消費貸借契約書を利用していますか?

身近な人間なんだし、相手を信用できるから、借用書なんて必要ないと思うかもしれませんが、金の切れ目は縁の切れ目という言葉もあるように、お金で失ってしまう縁もあります。

 

スポンサードリンク

 

金銭トラブルになってから後悔しないためにも、誰かにお金を貸したり、借りたりする際には、きちんとした借用書や金銭消費貸借契約書を作成するようにしましょう。

借用書は、契約書は借主が署名(連帯保証人がいる場合には連帯保証人の署名も必要)し、貸主が保管するものです。

貸主の署名が必要ないため、金銭消費貸借契約書よりも簡単に作成することができます。

金銭消費貸借契約書は、貸主と借主の双方が署名し、その写しを1通ずつ、連帯保証人がいる場合には、貸主、借主、連帯保証人がそれぞれ署名を行い、3通の写しをとって、全員が1通ずつ保管するタイプの借用書です。

金銭消費貸借契約書は、お金の貸し借りに関与した人間すべてが契約書を保管するため、行き違いや考え違い等の細かいトラブルを防ぐことができます。

貸し借りの金額が数十万など大きくなり、支払いが分割払い等、長期にわたるようならば、手続きが面倒でも、金銭消費貸借契約書を作成したほうが良いでしょう。

借用書や金銭消費貸借契約書に、貸し借りを行った事実を明確に残すことで、大きなトラブルになった場合でも、スムーズに裁判等の手続きをすすめることができます。

しかし、借用書や金銭消費貸借契約書は、ただ書けばよいと言うものではありません。法的な効力を持たせるためには、いくつか作成時に注意しなければならない点があります。

 

スポンサードリンク

 

借用書・金銭消費貸借契約書のポイント

まず、借用書および金銭消費貸借契約書は、鉛筆などすぐに消える筆記具での記入は厳禁です。

借用書の本分は、ワープロ書きでもかまいませんが、署名だけは本人の直筆である必要があります。

借用書および金銭消費貸借契約書の捺印については、印鑑の代わりに拇印を用いても大丈夫です。

トラブル防止のためにも、きちんと欠けた部分のないハッキリとした捺印または拇印を押すようにしましょう。

借用書および金銭消費貸借契約書の契約年月日は、良く間違われる項目なのですが、借用書を記入した日ではなく、実際にお金を貸した日です。

借用書本文の最後にも、契約年月日を必ず記載します。

借用書および金銭消費貸借契約書における契約年月日は、利息や時効の計算の際に、利用されることになるので間違えないように気をつけましょう。

連帯保証人がいる場合には、きちんと本文内に明記し、連帯保証人直筆の署名および捺印が必要となります。

また、借用書および金銭消費貸借契約書における金額はすべて、壱円、弐百円、参千円、といった漢数字表記です。

これは、1を4に書き換える等、借用書の金額を改ざんされないための措置となります。

借用書には必要ありませんが、金銭消費貸借契約書の場合には、この契約書を作成した理由を明記しなければならないという点に注意しましょう。

借用書および金銭消費貸借契約書には、必ず印紙を貼るように定められています。

印紙のない文書だからと、その内容が無効になることはありません。ただし、借用書および金銭消費貸借契約書に印紙をはらなかった場合には、印紙税の納税を怠ったとみなされ、過怠税を課せられることになります。

過怠税は、もともとの印紙税の2倍の金額を支払う必要があるので、印紙の貼り忘れには十分注意が必要です。

利息や遅延損害金についての取り決めをした際には、利息制限法の範囲内での利息設定かどうか、きちんと確認しておくようにしましょう。

法律に違反する利息の取り決めの場合、借用書および金銭消費貸借契約書で取り決めた金利でもすべて無効になります。

最後に、借用書および金銭消費貸借契約書は、きちんと決まりごとを守って作成しておけば、裁判の証拠品として利用することが可能なのですが、借主が返済をしなかったり、延滞を続けた場合に、裁判の判決がでるまで、借主の財産を差し押さえをすることはできません。

裁判の手間無く、借主の財産を差し押さえできるようにしたいならば、公正証書としての借用書を作成しておく必要があります。

公正証書とは、国の機関である公証人の立ち会いのもと、厳格な手続きをもって作成された公的な借用書のことです。

公正証書の作成には、貸し借りの金額により、5,000~7,000円程度かかりますが、金銭トラブルに際に裁判の手間無く、借主の財産の差し押さえを実行できるようになります。

また、公証人によって作成された公正証書は、公証役場に厳重に保管されるため、借用書の紛失や偽造、盗難の心配もありません。

金銭の貸し借りが数百万円、数年の分割払い等、金額が大きく契約期間が長くなるならば、手数料等、お金が多少かかることになりますが、後々のトラブル防止のためにも、公的証書を作っておいたほうが安心です。

このページの先頭へ