他ローン延滞歴があるとマイカーローンの審査は通らない?

これまでに他のローンで延滞歴があっても、マイカーローンを申し込んだのが他社だから問題ないだろうと考えるのは間違いです。

たとえ他の業者に申し込んだローンでも、延滞歴は審査に多大な影響を与えます。

属性に問題となり得る点が全くない方でも、延滞歴があるとマイカーローンの審査落ちする可能性は充分にあるのです。

しかし、ひと言で「延滞」と言ってもいろいろなケースがあります。また、現在進行形で延滞を起こしている場合とすでに解消している場合とでも当然差が出てきます。

マイカーローンの審査に通らなくなる可能性がある延滞には、どのようなものがあるのでしょうか。

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延滞とはどういうものをいう?

延滞というと、銀行や消費者金融などから借りたお金を、期日までに返済しなかったことだと考えている方もいらっしゃいます。確かにこれらが延滞であることは間違いありませんが、実際にはそれだけではありません。

・テレビショッピングで商品を分割払いで購入し、その支払いに遅れを出した
・分割払いで購入した携帯電話の本体の代金の支払いを滞納した
・返済しなければならない奨学金を滞納している

これらは全て延滞歴としてマイカーローンの審査に影響する可能性があります。

一方で、

・税金の滞納
・家賃の滞納
・光熱費の滞納

これらについては調べられるものではないため、原則としてマイカーローンの審査には影響しません。

ただ、これらをカード払いにしていて落ちなかったケースでは、やはり延滞歴として残ってしまうことから、マイカーローンの審査に通らなくなる可能性があります。

このほか何らかの事情で税金等の未納があることがローン業者にわかってしまった場合にも、マイカーローンの審査に影響が出ることが考えられます。

延滞歴があるのはどうしてわかる?

マイカーローンを申し込んだ人に他ローンで延滞歴があることがローン業者に知られてしまうのは、そもそもどうしてなのでしょうか。

マイカーローンの申し込みに際し、それを受けたローン業者がひとりひとりの借り入れや返済の状況について調査をするわけではありません。

その人がこれまでどこにローンを申し込み、どんな契約でお金を借り、どう返したかの記録は、信用情報機関によって取りまとめられています。

マイカーローン申し込みを受けたローン業者は加盟している信用情報機関にその人の履歴を照会して、ローン審査の資料とするわけです。

現在日本にある信用情報機関は次の3つです。

・株式会社シー・アイ・シー(CIC)
・株式会社日本情報信用機構(JICC)
・全国銀行個人信用情報センター(KSC)

多くのローン業者がこれらのうちの2つ、または3つ全ての情報機関に加盟しています。しかし3つ全てに加盟していない業者に情報の穴があるかと言えばそうではありません。

金融事故に関する情報は情報機関同士で提携するというシステムが確立されており、事実上全ての情報機関が信用情報を共有できるようになっているからです。

FINE:シー・アイ・シー、日本情報信用機構の間の交流ネットワーク
<参考>https://www.cic.co.jp/confidence/exchange/index.html

CRIN:シー・アイ・シー、日本情報信用機構、全国銀行個人信用情報センターの交流ネットワーク
<参考>https://www.cic.co.jp/confidence/exchange/crin.html

このような交流ネットワークがあるため、マイカーローンを申し込んだ業者以外のところで延滞等の金融事故を起こしていた場合にも、その情報は筒抜けになってしまうというわけです。

マイカーローンの審査に影響を与える事故記録としては、延滞の他に次のようなものがあります。

・任意整理、自己破産、個人再生
・代位弁済(保証会社が延滞分の支払いを肩代わりしたケース)
・強制解約(未払いが続くなどによりクレジットカードや携帯電話契約を解除されたケース)
・短期間に複数のローン申し込み(多くが1ヶ月以内に3件以上申し込んだケース)

これら金融事故の記録は、自己破産が5~10年間、短期間の複数ローン申し込みが半年、他は5年間残ります。その間はいわゆる「ブラック」と呼ばれる状態となり、マイカーローンなどの審査には非常に通りにくくなります。

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マイカーローン審査「延滞が問題となるケース」

現在延滞がある場合は高確率でマイカーローン審査に通らない

マイカーローンは月々の返済額が比較的大きい部類に入ります。現在すでに返済状況が不安定なローンを抱えている方の場合、ここで新たにマイカーローンを組んでしまうことでさらに問題が大きくなる可能性が高いと判断されるため、高確率で審査には通らなくなります。

長期延滞の記録がある場合

2~3ヶ月以上にわたって延滞したことがあると、その延滞歴は信用情報に残ってしまいます。記録の残る期間は延滞が解消されてから5年間。5年間経ってやっと延滞の記録は抹消されます。つまり、これまでに延滞したことがあっても、解消してから5年以上経過しているのなら、マイカーローンの審査には影響しないということになります。

延滞が何度もある場合

経済状態などには全く問題がなくても、返済日を勘違いしたり口座に入金し忘れていたりして、返済が数日遅れてしまうようなケースもあるでしょう。こういう場合にはローン審査への影響はあるのでしょうか。

先ほどもご紹介したように、信用情報機関に延滞として記録が残るのは2~3ヶ月以上の延滞に限られます。そのため、通常は2~3日の延滞が1~2回あったとしてもマイカーローンの審査にはほとんど影響はないと考えられます。

しかし、延滞を起こした業者、もしくはその系列の業者にローンを申し込んだ場合には少々事情が異なります。

わずか数日の延滞であっても、ローン業者の社内では延滞の記録はしっかり残ります。誰にも「うっかり」は有り得ることなので、1~2度の延滞が原因でローンに通らなくなることはないでしょうが、それが度重なると「この人はきちんと返済してくれない要注意人物だ」とみなされ、新たなローンでは審査落ちしてしまうケースが十分考えられます。

確かにうっかりは誰にでも起こり得ますが、延滞をしないのが当たり前のことだと心得ましょう。

同居する家族に延滞がある場合

同居する家族に長期延滞が続いている場合、マイカーローンの審査に影響することがあります。家族がいわゆる「ブラック」と呼ばれているケースの判断はローン業者によって異なり、全く影響しないとする業者もあります。

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マイカーローン審査「延滞歴が心配な場合どうする?」

延滞を解消する

現在延滞がある場合には、まずはそれを解消しなければなりません。延滞がある状況では、どのローンに申し込んでも高確率で審査落ちしてしまいます。

まずは月々の返済で延滞を起こさないことが肝心です。そのためにはおまとめローンを利用するのもひとつの方法でしょう。

毎月の返済額を少なくすることで延滞が起きにくくなると同時に、審査で重視される返済比率(年収に対する年間返済額の割合)を下げることができます。

マイカーローンを申し込むのは、延滞が解消し、返済が安定するようになってからにしてください。

自分の信用情報を確認する

携帯電話代金や奨学金の延滞などがあることに自分で気がついていないケースもあります。特に携帯電話代金はあまり督促が厳しくないうえに、通話料等と同時に請求されるため、軽く見てしまいがちです。

また、現在延滞は解消しているけれど、解消したのが記録の消える5年より前だったのかどうか曖昧なケースもあるでしょう。

心配な場合にはまず情報機関に情報の開示を求め、自分の信用情報の状態を確認してみることをお勧めします。

各情報機関の開示請求方法と手数料をご紹介します。

信用情報機関 開示請求方法 手数料
株式会社シー・アイ・シー(CIC) パソコン、スマホ、郵便、窓口 1,000円※窓口は500円
株式会社日本情報信用機構(JICC) スマホ、郵便、窓口 1,000円※窓口は500円
全国銀行個人信用情報センター(KSC) 郵便 1,000円

 

ディーラー提携のクレジットに申し込む

問題はすでに延滞を解消している場合。もちろん延滞の履歴が消える5年を過ぎてから申し込めば良いということになるわけですが、なかなかそこまで待てないというケースも多いでしょう。そのようなときにはどんな手段が取れるのでしょうか。

マイカーローンの審査に通る可能性があると考えられるのは、比較的審査が柔軟だと言われているディーラー提携のクレジットに申し込むことです。その際には頭金をできるだけ多く入れて、融資希望額は極力低く抑えましょう。ただし延滞の情報が残っている限り、審査に通る確率は低いと言わざるを得ません。

フリーローンに申し込む

マイカーローンよりも審査に通る確率が多いものとして、使用目的が自動車の購入に絞られないフリーローンや、借り入れ・返済の自由度が高いカードローンなどが挙げられます。

こちらも延滞歴があるということで審査通過が厳しいことには変わりありませんが、申し込む方の現在の状況によっては審査に通る可能性はゼロではありません。

フリーローンやカードローンはマイカーローンよりも審査が柔軟だと言われていますが、その代りに金利が高くなるというデメリットがあります。

金利の低い銀行のマイカーローンと比べると、支払利息の負担に数十万円もの差が出てくる可能性があるので、利用は慎重に検討するようにしてください。

マイカーローンの返済計画は慎重に立てて!

これまでのローンに延滞歴がある場合のマイカーローン審査について見てきました。このように信用情報に一度記載された延滞情報は長い時間を経なければ消すことができません。新たにマイカーローンを組もうとしても、残念ながらそれが大きな障害となってしまうのは明らかなのです。

「少しくらいの延滞なら大丈夫だろう」とは行かないのがローン業者からの融資。几帳面に返済していくことが、今後の重要な買い物にもつながっていきます。支払いに無理が出ないように、ぜひ慎重に返済計画を立てるようにしましょう。

また、「ついうっかり」の返済ミスや安易な考えが後々響いてくることも少なくないので、一度組んだローンはぜひ注意深く返済を重ねていくようにしてください。

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