産休中・育児休暇中はカードローン審査に申し込める?
産休中、育児休暇中と言うのは、会社に籍は残しているものの、給料は支払われていない状態です。休んでいる期間中は働いていないので収入ゼロとなってしまいます。
しかし、収入がない状態なのに、お世話に必要なベビー用品(オムツ、ミルク、着替え、離乳食、子供のスキンケア用品、オモチャなど)や生活費などで案外お金はかかってしまうものです。
産休中や育児休暇中にカードローンを申し込みたいという方も多いものです。
しかし、産休中や育児休暇中にカードローンを申し込む事はできるのでしょうか?
また、もし仮に申し込めるとしても、審査に通過できるのでしょうか?
さらに、審査に通過しやすくなるためのポイントがあるのか、そのポイントとはどのようなものなのかという事について見ていきましょう。
1.産休中、育児休暇中のカードローン申し込み
残念ながら、産休中・育児休暇中と言うのは、いくら今後会社に戻るという契約を交わしていたとしても、「無職」として扱われてしまうのです。
期間限定の休暇中でも、もしかすると体調不良のため、戻るはずの会社に戻らなかったり、赤ちゃんとの生活を優先するために、会社に戻る時期を先延ばしにする事も十分考えられます。
また、仕事に復帰しても部署や給料が変わらないという保証はありません。もしかすると会社に復帰したとしても、保育園のお迎え時間を考慮し、定時に退社するために、それまでより簡単な仕事を回してもらったり、残業のない部署に行ったりということがあるかもしれません。
それに伴い、給料も産休を取る前より少なくなると言うことも考えられます。
そうなると、「必ず復帰する」という保証がなく、復帰したとしても、収入額がどれくらいになるかも未定で、今現在収入もゼロの状態では、金融機関も安心して貸し出す事が出来なくなってしまいます。
つまり、会社に籍は残していても、産休中・育児休暇中で収入ゼロであれば、金融機関としては、専業主婦と同じ扱いをせざるを得ないということです。
プロミスやアコムなど消費者金融では、総量規制法により、収入の3分の1までしか貸すことが出来ないので、収入のない方への貸し出しは行えませんね。
ですから、収入ゼロとなってしまう産休中・育児休暇中には、専業主婦同様、消費者金融のカードローンは申し込めないという事になります。
2.産休中・育児休暇中に可能な銀行カードローン
産休中・育児休暇中は無職だから、どのカードローンも絶対に申し込めないというわけではありません。
総量規制に引っ掛かってしまうことで借入申し込みが出来ないのですから、総量規制に引っ掛からない金融機関に申し込めばいいのです。
それは銀行法に基づいて貸金業を行っている、銀行カードローンです。
銀行では、専業主婦の場合、本人の収入がゼロでも、夫に安定した収入がある場合、貸し出してくれる事があります。この場合、限度額が低く設定されたり、通常より利率が高めになってしまったりと言うことはありますが、金銭的に余裕がない時に、一時的にでも貸してもらえると、急な出費にも対応出来、助かりますね。
限度額が低いと、夫の収入証明書等も不要の場合が多いので、家族に知られたくない借入の場合も安心です。
また、この様な専業主婦でも借りられるカードローンと言うのは、収入がないからこそ急な出費にすぐに対応してもらいたいというニーズに応えるために、申し込んで直ぐに借りられるようなサービスを提供していることが多いものです。
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」など、申し込んだその日に審査が終了し、即日融資も可能な銀行もあります。
近くのコンビニエンスストアからの利用が可能であったり、夜中でも対応してくれたり、利用することでお得なポイント加算をしてくれるなどのメリットも多くあるので、利用したいと考えるのであれば、それぞれの銀行でのサービス内容も同時に確認し、よりお得に利用できる銀行を選ぶようにするといいでしょう。
3.おすすめの銀行カードローン
銀行カードローンだけではなくても、銀行法に基づいた手続きを行える銀行系カードローンもまた、収入がなくても申し込み可能となります。
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」もまた、消費者金融と勘違いしている方が多いようですが、この正式名称は「三菱東京UFJ銀行カードローンバンクイック」です。メガバンクでもある、三菱東京UFJ銀行が提供している、銀行系のカードローンになるのです。
その為、こちらも銀行法に基づいているため、総量規制に引っ掛かる心配がなく、収入がない専業主婦も借り入れ申し込みが可能となります。
当然、配偶者の収入で審査を行うことになるのですが、収入証明書、同意書の提出が不要です。
さらに嬉しいのが、こちらも来店せずに手続きが行えるという点です。
生まれたばかりの赤ちゃんはなかなか外に連れ出すことができず、混雑する銀行へとなると子連れの外出を躊躇う場合が多いものです。
仮に出かけられたとしても、事務手続き中に赤ちゃんが泣きだしてしまったり、待ち時間中に授乳タイムが来てしまったり、など思うようにいかないことが多いものですね。
それでもお金を借りたいと思うとき、自宅で簡単にカードローンの手続きができるととても助かります。
バンクイックでは、電話や郵送、インターネットから申し込むことが出来、自宅にいながら手続きを完了させることができるので、生まれたばかりの赤ちゃんを抱える主婦にも安心です。
インターネットから申し込めば、早ければ即日中、遅くても翌営業日には審査完了します。自宅にいながらの手続きなので、契約書やカード送付などに多少日数を要しますが、もし審査終了後テレビ窓口まで行くことが出来れば、即日融資も可能となります。
土日祝日の審査申込みでも、無人契約機(テレビ窓口)を利用すれば即日融資可能です。
4.審査に通過しやすくなるポイント
借入申し込みを行っても、自分の状況をきちんと伝えないと相手には理解してもらえません。通常の専業主婦と同じように扱われて、カードローン審査も、産休中だからと言って優遇されることもないでしょう。
しかし、提出する必要のない源泉徴収票の写しを提出したり、産休に入る前に勤めていた会社の勤続年数、いつごろ復帰予定か、その時の年収見込みはどれくらいになるか、と言うことを伝える、もしくは紙に書きだして提出するなどすると、貸し出す金融機関側も安心を得られます。
場合によっては、返済能力を見越して、限度額を上げたり、審査に通過しやすくなるなどの優遇を得られるかも知れません。
なんとかカードローン審査に通過したいと考えるなら、相手の立場に立って、「自分ならどの様な人に貸したいか」と考えると、答えは見えてくるかもしれませんね。
このように、産休中・育児休暇中となると、カードローンの申し込みに制限はかかりますが、借りることは十分可能です。しかし、その金融機関によっては、夫の収入証明書や同意書を必要とする場合もありますし、特別なサービスもない場合もあります。
利率も銀行によって多少変動はありますので、自分にとってどこが一番お得に利用できるかと言うことを確認した上で申し込むといいでしょう。
また、その際、限度額は低く設定されてしまうとは思いますが、産休を終え、職場復帰し、その事を申請すると、限度額を上げてくれることも有るので、こちらも併せて確認しておくといいでしょう。