アコムとアイフル 違い・比較 借りるならどっち?
消費者金融「アコム」と「アイフル」カードローンの金利や限度額、審査基準、審査スピード、即日融資サービス、24時間振込サービス、WEB完結申込みなどなど、徹底的に比較しました。お得でメリットが大きいカードローンはアコムなのか?アイフルなのか?大きな違いは?などをお伝えします。
この記事を見ればアコムとアイフルのどちらでお金を借りた方が良いのかすぐにわかります。
結論を先に言うと・・・
「アコム」の方がオススメできます。
アコム | アイフル | |
金利 | 3.0~18.0% | 3.0~18.0% |
24時間 即振込 | 土日祝日含め「最短1分で入金」 | なし |
即日融資 | あり | あり |
無利息サービス | 30日間 | 30日間 |
WEB完結・カードレス | なし | あり |
郵送物 | あり | なし |
24時間申込み(ネット) | 可 | 可 |
審査通過率 | ◎ | ○ |
借りやすさ・返しやすさ | ◎ | ○ |
自動契約機・ATMの台数 | ◎ | ○ |
銀行グループ | ◎三菱UFJ | × |
即日融資や30日間無利息サービス、金利、限度額はアコムもアイフルも一見、変わらないですが、
アコムの審査通過率「◎」、24時間振込サービス(土日・祝日もOK)はかなり便利、WEBから24時間365日依頼でき、1分で口座に反映されます。
また、提携ATMの数、自動契約機の数も圧倒的にアコムが多いので、借りるのも返すのも便利。
そして、アイフルは独立系の消費者金融なのに対し、アコムは三菱UFJフィナンシャルグループという安心感があります。
ただ、WEB完結申込み(郵送物なし・カードレス)に魅力を感じる方はアイフルも検討しても良いかと思います。ただ郵送物に関してはアコムも差出人を「ACサービスセンター」で送ってくれるのでプライバシーは守られやすいです。
1.アコム
審査通過率も公表している消費者金融の中では最高に良い。
実質年率 | 3.0%~18.00% |
即日融資可能 | ※最短30分審査回答 |
土日祝日 | 融資可能。24時間365日申込可 |
貸付限度額 | 1万円~800万円 |
自動契約機の台数 | 1086(2018年2月現在) |
最近CMでよく目にするアコム。名前を聞いて「知らない」という方は少ないのではないでしょうか?そのため、知名度が高いという理由から、アコムを利用しようと考えている、もしくは実際にお金を借りている方も多いことでしょう。
しかし、どこの金融機関も、メリット・デメリットは存在するものです。
アコムのメリット、デメリットは何なのか、会社情報も含めて詳しく見ていきましょう。
アコム会社情報
アコムは、1978年から営業を始め、2008年には大手銀行「三菱UFJフィナンシャルグループ」の子会社になった東証1部乗除授記行の大手消費者金融です。銀行系の消費者金融なので信頼度は高く、安心してお金を借りることができますね。
ちなみにプロミスやSMBCモビットもSMBCグループなので同じく銀行系の消費者金融です。
一方、アイフルは消費者金融ですが、独立系の消費者金融です。
安心度・信頼度の点は、アコムの方が優れていますね。
アコム審査基準
「18歳以上の安定した収入のある方」となっています。
三菱UFJフィナンシャルグループの傘下ではあるものの、あくまでも消費者金融なので、総量規制の対象になります。そのため、パートやアルバイト、派遣社員、契約社員など、収入が低いと考えられる方でも、毎月定期的に収入が得られている場合は申し込みする事が可能ですが、専業主婦や無職で、収入ゼロの方が申し込むことはできません。
年収や雇用形態、他社の借入状況(件数・金額)、勤続年数や持ち家か?借家か?過去の返済状況、金融事故はないか?などなど、信用情報機関を使って調べ、しっかり審査します。その審査結果によって限度額や利息が決定されたり、融資の有無を判断されます。
この点は、アコムもアイフルも同じですね。
※アコムは「はじめてのアコム」というように、一社目のカードローンに選ばれることが多いため審査通過率が高いようです。
アコムカードローン申し込み方法
・店頭窓口
・インターネット
・電話
・自動契約機(むじんくん)
・郵送
インターネットによる申し込みが1番おすすめです。スマホ・パソコンを使って24時間365日審査に申し込むことができ、必要書類も簡単にアップロードできるので簡単にお金借りることができます。
また自動契約機(むじんくん)を利用する場合も、まずはインターネットで審査に申し込んでから、カードを自動契約機(むじんくん)で受け取る方法がおすすめです。この方法だと自動契約機での待ち時間が短縮されるので、融資までスムーズに行うことができます。
アコムカードローンのメリット
新規顧客に対して、無利息期間を設けている
新規顧客が契約すると、その契約日の翌日から30日間金利ゼロとなります。短期間の借り入れで、30日後に確実な入金予定がある場合に利用するとお得ですね。ただし30日間無利息のサービスはアイフルも実施しているので、この点の優劣はありません。
即日融資
即日はもちろんのこと、店頭や自動契約機(むじんくん)を利用して申し込むと、審査から契約に至るまで最短で30分程度で終了します。混雑していても、1時間程度で全ての手続きが終わり、融資可能となります。
先ほども申し上げましたが、もしインターネットを利用して、申し込みから審査まで終了させておくと、店頭や自動契約機(むじんくん)での契約時間もさらに短縮させることが出来、直ぐにカード発行され利用開始できます。
アイフルも即日融資で審査時間が短いですが、ATM・自動契約機の数がアコムに比べて圧倒的に少ないので、「急いでキャッシングしたいけどATMがない!」という事態を想定するとアコムの方が有利だと判断できます。
振り込みでの返済手数料無料
ATMまで行けない時でも、自宅にいながら、インターネットで振り込み手続きが行えます。さらに24時間手数料も無料で返済可能なので、いつでも気が向いたときに返済ができてしまいます。
アコムカードローンのデメリット
銀行には敵わない?
限度額1~800万円と言うのは、銀行カードローンに匹敵するほど高い金額です。この点はアイフルも同じ額なので変わりません。
また、アコムもアイフルも同じデメリットと言えるのが「総量規制」です。
総量規制
アコムもアイフルも消費者金融ですので、銀行法ではなく、総量規制法に基づいて貸金業を行わなければなりません。そのため、収入の3分の1以上の貸し出しは行えなくなってしまいます。また、収入のない方は申しこむことができません。
無利息期間は契約日の翌日から
無利息期間30日カードローンと言うのは大きなメリットですが、契約日の翌日から30日以内なので、契約後すぐに借入しなければ、無利息期間はどんどん短くなっていってしまいます。ただこれはアイフルも同じです。
契約してから、借入まで時間が空く場合は、借入日の翌日から30日間無利息になるプロミスのカードローンに申し込むのも良いのではないでしょうか。
おまとめローンにメリットがない
通常おまとめローンを利用すると金利が下がるなどのメリットがありますが、アコムで行っている借り換え専用ローンは金利が7.7%~18.0%とやや高めになっています。
ローンを1本化したいのであれば利用してもいいのですが、特別他社から借り換えるメリットはうかがえません。
ATM利用手数料がかかる
アコムのATMでの利用手数料は無料ですが、アコム以外の提携ATMを利用すると、利用手数料がかかってしまいます。1万円以下110円、1万円超220円と、わずかではありますが、回数を重ねると嵩んでしまいますね。ただ、これもアイフルにも言えることです。アイフルよりも提携ATMが多いアコムの方が有利だと言えます。
2.アイフル
実質年率 | 3.0%~18.0% |
貸付限度額 | 1,000円~800万円まで |
WEB完結(カードレス・郵送物なし) | ○ |
かつては可愛いチワワのCMで一躍有名となったアイフル。しかしここ最近は他の消費者金融の勢いに、やや押され気味のようにも感じられます。
会社情報も含め、アイフルのメリット・デメリットなどについて見ていきましょう。
アイフル会社情報
順調に勢力を伸ばして来ていたアイフルでしたが、2006年、強引な取り立てが問題となり、業務停止命令を受けてしまいました。その後2009年事業再生し、現在は厳しいながらも経営を続けています。
総量規制法により、新規顧客が消費者金融よりも銀行へ流れる傾向になり、厳しくなった消費者金融は大手銀行の傘下に入るなどして経営を立て直していますが、アイフルは傘下に入るなどはせず、独立スタイルを貫いています。
アイフル審査基準
こちらも消費者金融のため、総量規制法に基づいて審査しなければなりません。そのため、収入の3分の1以上の貸し出しは行えないのです。パートやアルバイト、契約社員、派遣社員等でも、収入があれば申し込み可能ですが、専業主婦や無職など、収入がゼロの場合は申し込むことが出来ません。
上記アコムの審査基準の項目でも説明しましたが、アコムもアイフルも審査通過率はほとんど変わりありません。年収や雇用形態、勤続年数、過去の履歴等で総合的に審査されます。
(参考:アコムとアイフル比較 借りるのにお勧めは? – お金のチカラ)
アイフル申し込み方法
・店頭窓口
・インターネット(パソコン、スマートフォン、携帯電話)※WEB完結も可
・電話
・自動契約機(契約ルーム)
アイフルもアコムと同様にインターネットによる申込みがおすすめです。自動契約機を利用する場合もアコムと同様にネットで申し込んでから自動契約機に出向くのが時間短縮のコツです。しかしアコムに比べて提携ATMの数、自動契約機の数が少ないので、少々不便さを感じるかもしれません。
アイフルカードローンのメリット
WEB完結申込み
WEB完結申込みは、すべてインターネットで審査~振込融資まで完結することができるサービスです。この点はアコムと同様ですが、アイフルのWEB完結申込みは、郵送物なし・カードなしで契約できます。これはアコムにはないサービスですね。内緒でカードローンを利用したい方にメリットがあります。
このWEB完結申込みはプロミスもSMBCモビットも実施しています。ただモビットは電話連絡ナシも設定できるので、よりプライバシーを重視する方はSMBCモビットがおすすめです。
女性に優しい
アイフルは、女性専用ダイヤルを用意おり、そこに電話をかけると必ず女性スタッフが対応してくれます。このような女性専用のカードローンはアコムでは用意されていません。
【女性専用】【WEB契約限定】
アイフルが提供している女性限定のカードローン「SuLaLi(スラリ)」です。「SuLaLi」は専用ダイヤルで女性オペレーターが対応してくれるので安心感があります。また、「SuLaLi」のローンカードはとてもおしゃれで女性らしいデザインが特徴です。2種類からお好きなデザインを選べます。
もちろん即日審査・即日融資可能なカードローンで、借り過ぎを予防する為に限度額は10万円で設定されています。
即日融資も可能
アイフルもアコムと同様に、インターネットや電話を利用して、来店しなくても即日振込融資可能です(14時10分までに振り込み依頼の手続きを完了させる必要があります)。WEB完結申込みで郵送物なし・カードレスで申し込めますが、近くの自動契約機「てまいらず」でカードを受け取り、近くのATMで即日キャッシングすることも可能です。
お試し診断
年齢や年収、他の借り入れ情報などを入力すると、融資可能かどうかの判断をしてくれます。本審査を申し込む前の目安として試してみるといいかもしれませんね。アイフルは「1秒診断」、アコムは「3秒診断」と呼ばれていますが、同じよなお試し診断です。
おまとめローンに向いている
アコムなど、他の消費者金融ではおまとめローンでも金利は変わらず、1本化するメリットがあまり感じられないのですが、アイフルではおまとめローンにすると金利が銀行系のカードローンと同じくらいに低くなります。
おまとめMAX:金利3.0%~17.5% 限度額1~800万円
借り換えMAX:金利3.0%~17.5% 限度額1~5800万円
他社の複数の借り入れを1本化したいと考えていて、その金利よりも17.5%の方が低いと感じられるなら、アイフルのおまとめローンを利用するといいかもしれませんね。
さらに、これは総量規制にかからないプランとなっているので、限度額内であれば、年収の3分の1以上の借り入れも可能となります。
アイフルカードローンのデメリット
即日融資のためには早めの手続き
即日融資とは言われていますが、平日14時10分までに契約と振り込み依頼を行わなければ即日融資はできません。アコムのように提携している金融機関なら振り込み可能と言うこともありません。
返済時手数料がかかる
提携している金融機関のATMを利用して返済は可能なのですが、その際、手数料がかかってしまいます。1万円以下なら110円、1万円を超える場合は220円です。アイフルのATMであれば手数料はかかりませんが、アコムに比べて台数が少ないです。
総量規制
アコムやプロミスと同様にアイフルも消費者金融なので、総量規制法に基づいた審査方法となってしまいます。そのため、収入の3分の1までしか借りることができません。また、収入のない方は申しこむことも出来ません。
経営面で不安
業務停止命令を受けてから、事業再生はしているものの、未だ不安定さは拭えません。他の消費者金融がどんどん銀行傘下に入りこみ、事業の安定化を図っているのに比べ、アイフルは独立型を貫いているため、今後も不安は拭えないと感じられます。※アコムは三菱UFJフィナンシャルグループなので安心です。
他の消費者金融も含めて考えると、もっと様々な違いが出てくるとは思いますが、今回アコムとアイフルだけでの徹底比較ですので、2社を並べて見た時に、やはりアコムの方がメリットが高いと考えられます。
アイフルではおまとめローンなど低金利の商品も揃えていますが、返済の度に手数料がかかるというのは不便です。また、銀行傘下入りしないための経営不安定さを考えると、今後も何かしらのトラブルがあるのでは?と臆測してしまいます。
自動契約機の数もアコムの方がずっと多いですね。
アコムの方が経営も安定しているため、安心して利用できるのではないでしょうか。